むち打ち

むち打ち症とは

交通事故で最も多い怪我が「むち打ち症」です

交通事故で最も多い怪我が「むち打ち症」ですむち打ち症とは、自動車の追突や衝突などによって、首の部分に鞭がしなるような急激なショックがかかることで、頭や首の部分を損傷する怪我のことです。交通事故で最も多い怪我がこのむち打ち症と言われており、事故後しばらく時間が経過してから発症することも多く、放置すると後遺障害となって頭痛やめまい、吐き気などの後遺障害として残るケースも少なくありません。

むち打ち症の分類

捻挫型むち打ち症

交通事故被害によるむち打ち症の中で、最も多いのが捻挫型です。早い段階で適切な対処を行えば、後遺障害を残さず完治することが多い症状です。

神経根症型むち打ち症

「頚椎捻挫」「外傷性頚部症候群」「頚椎椎間板ヘルニア」という傷病名で診断された場合は、この神経根症型むち打ち症です。頸部の痛みや手指の痺れ、だるさなどの神経症状があり、後遺障害の対象となります。

バレ・リュー型むち打ち症

交感神経が損傷することによって、「倦怠感」「疲労感」「耳鳴り」「動悸」などの自立神経失調症状が現れます。バレ・リュー型は心因性などの病気と間違われて診断されることも多く、後遺障害認定が受けにくい症状です。交通事故後に、このような症状に覚えのある方は、一度弁護士にご相談ください。

むち打ち症は事故との因果関係が否定されやすい怪我です

むち打ち症の主な症状には、頭痛、頸部痛、上下肢のしびれ、吐き気、めまい、耳鳴り、首・肩のこり、疲労感などがありますが、これらはレントゲン検査や脳波検査をしても他覚的な所見が認められないことが多く、特に長期通院している場合には、被害者の心理的要因が影響しているとみなされて事故との因果関係が否定されるケースもあります。

また症状があるのに保険会社が治療の打ち切りを求めてくることも

またむち打ち症の辛い症状があり、ご自身では通院が必要だと思っていても、事故から3~6ヶ月程度経過すると、保険会社から治療の打ち切り(症状固定)を求めてくる場合があります。
こうした場合には、主治医と相談して、むち打ち症がまだ治っておらず、医師がまだ通院の継続を必要と考えていることを診断書で明らかにしてもらう必要があります。そうして治療の必要性を訴えて、保険会社と交渉することになります。

むち打ち症の後遺障害

むち打ちの後遺障害として、次のいずれかに当てはまることになります。

等級 後遺障害
7級 神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの
9級 神経系統の機能または精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの
12級 局部に頑固な神経症状を残すもの
14級 局部に神経症状を残すもの

このうち7級と9級については、事故の衝撃が大きく、他覚的な所見が認められるむち打ち症のみが認定され、一般的には12級か14級に認定されます。

むち打ち症の後遺障害等級認定について

むち打ち症で後遺障害等級認定を受けるために

むち打ち症で後遺障害等級認定を受けるためにむち打ち症で後遺障害等級認定を受けるためには、次の4つのポイントを押さえておく必要があります。

1.事故の様態がむち打ち症を発症させ得る程度のものである

事故の様態が、むち打ち症を発症させ得る程度のものであることを証明するために、事故直後に事故現場の様子や事故車両などを撮影しておくようにしましょう。

2.事故当初から病院で継続的に治療を受けている

通院実績が乏しいと後遺障害等級の認定が受けられない場合がありますので、事故後あまり間隔を空けずに週に1回程度、継続的に通院するようにしましょう。

3.事故当初から症状の訴えが一貫している

事故当初から症状が一貫して続いていることを証明するために、通院を始めたばかりの頃からすべての症状を医師に伝えて、カルテに記載してもらうようにしましょう。

4.症状が重篤で常時性が認められる

後遺障害等級認定のためには、残っている症状が一定以上重いことが必要で、また症状が常にあることが基本となりますので、医師に症状を伝える時には、曖昧に表現せずに、「痛い」「しびれる」「雨の日は症状が強くなる」などはっきりと具体的に伝えるようにしましょう。

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